先日、テレビを見ていたら
元バレーボールオリンピック選手、
ヨーコ・ゼッターランドさんが
持つ2軒の「空き家問題」を
取り上げていました。

テレビでは「空き家問題」を
クローズアップした内容で
解決するためには、
「空き家」をリノベーションして
民泊にして活用しては
どうかという内容でした。

しかし、私が気になったのは、
番組の中で
ほんの少し、紹介されていた
思い出シンドローム」についてです。

思い出シンドローム」とは、
思い出の品が出てくる度に
感情が高まり
作業する手が止まってしまう
症状だそうです。

ヨーコ・ゼッターランドさんも
実家の片付けを行っている時、
亡くなられてお母様の
思い出が蘇り
感情が高まり
作業する手が止まってしまい、
なかなか、片付けが進まない
状態でした。

この「思い出シンドローム」を
テレビで知る前に、
実は私も同じ経験をしました。

先日、納戸の掃除をした時
アルバムを
使わなくなったPPケースに
入れ直して整理しよう思いました。

主人のアルバム
子どものアルバム
私のアルバム
私の母が持っていたアルバム
と分類していました。
(私の母は、30年前に他界しています)

分類する際に、
どうしても中身を確認します。

母が持っていたアルバムを
見た瞬間から
この「思い出シンドローム」に陥り
勝手に涙が出てきて
それ以上作業を進めることが
できなくなりました。
母が亡くなって
30年経った今でもです。
自分でも驚きました。

分類の途中でしたが、
ただ単にPPケースに押し込んで
終わらせてしまいました。

今思えば、この状況が
「思い出シンドローム」
だったのかなと思いました。

片付けをする際に、
ご依頼者さんの中には、
このような状況になってしまう
方もいらっしゃると思います。

片付けなくてはいけない!
片付けたい!
と思う反面
いろいろな感情や気持ちがそれに
追従していない状態なのでしょう。

そんな気持ちを理解しつつ
その方に寄り添って
片付けのアドバイスを
していきたいと思いました。

本日も最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。

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